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眼瞼下垂(がんけんかすい)の治療 surgery

全切開法Large incision

眼瞼下垂手術 全切開法ー大きな切開(30-50mm程度)で眼瞼下垂の修正を行う


 ●全切開法の皮膚切除のデザイン

眼瞼下垂,全切開,デザイン
全切開法は昔からある一般的な方法であり、眼瞼挙筋に対する手術と皮膚のたるみの切除を同時に行う方法です。

まぶたを効果的に挙げることができる方法ですが、眼瞼を大きく切開する全切開法はマグニチュードが大きくまぶたの変形のリスクも大きくなります。

私は、2003年頃まで全切開法を多くの患者さんに行ってきましたが、部分切開法(小切開法)を採用して改良を行ってからはほぼ完全に部分切開法(小切開法)に切り替わっていしまいました。現在では全切開法を行う患者さんは全体のごくわずかとなりました。

▼参考症例▼ 

● 眼瞼下垂症 中等度 
眼瞼下垂 全切開 術前
眼瞼下垂(中等度) MRD:1mm

●全切開 手術直後
眼瞼下垂、腫れ、ダウンタイム 
内出血++

●全切開 手術1週間後
眼瞼下垂,全切開,術後1週間.ダウンタイム

内出血は10日ほどですが、まぶたの腫れが1ヶ月続くこともあります。

●全切開 手術6ヶ月後
眼瞼下垂,全切開,術後,二重まぶた
良好な開瞼です. ですがここまで落ち着くには数ヶ月必要です。

全切開法はマグニチュードが大きい...患者さんにはあまりお勧めしません...

<利点>

  1. 確実な眼瞼下垂の修正が可能
  2. 余剰皮膚を同時に切除できる

<欠点>
  1. 手術時間の長さ
  2. 内出血が多い(パンダ様)
  3. 腫れが長引いて社会復帰が遅れることあり
  4. きずあと・不自然な変形のリスク

もしも私自身が眼瞼下垂の手術を受けるとしたら全切開法を受けるのは躊躇します...。やはり全切開法は侵襲が大きいですね。

全切開法の適応ーどうしても使わなければならない時とは(参考)

上で述べたように、私は眼瞼下垂症には全切開法をできる限り使わないようにしています。

眼瞼下垂症に対しては、部分切開法(小切開法)があればほぼ解決出来ます。
皮膚のたるみが多い症例では皮膚切除が必要になる症例であっても、眉下での皮膚切除術を用います。

では、全切開法は不必要な術式でしょうか?
<否>→腫れぼったい一重まぶたを綺麗な二重まぶたにしたい場合では全切開法が必要です

とても腫れぼったいまぶたを、綺麗な二重まぶたにしたい場合には、まぶたの基本的な仕様そのものを変える必要があります。

まぶた全体を薄くしてすっきりとした二重まぶた仕様のまぶたに変えようとするならば、 部分切開では十分な脂肪切除ができません。全切開法を選択して中隔前脂肪切除/拡大中隔前脂肪切除(ROOF ルーフ切除)をすることが自然な二重まぶたに仕上がる唯一の方法だと考えています。


拡大中隔前脂肪切除(ROOF切除)の実際

■ROOF切除の範囲
roof切除,ルーフ,拡大中隔前脂肪切除,腫れぼったい眼,脂肪切除,
まぶたの厚みに応じて、3つの切除範囲を設定

→腫れぼったいまぶたを自然な二重まぶたにする

症例 拡大中隔前脂肪切除(ROOF切除)
roof切除,ルーフ切除,拡大中隔前脂肪切除,腫れぼったいまぶた,脂肪切除,
第29回日本美容外科学会総会(横浜)シンポジウム発表“眼瞼形成術における眼窩隔膜前脂肪および切除の効果”一瀬晃洋ほか

厚いまぶたの患者さんが奇麗な二重まぶたにを手に入れるためには術後のダウンタイムを覚悟して全切開を受ける必要があります。
(※通常の厚さのまぶたの二重まぶた手術は、部分切開で十分可能です。全切開は原則使いません)

※症例写真の使用の許可を頂き深謝申し上げます

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